地球の隅っこの暮らし~子宮体がんと夫のうつと人生のかたち

体験したがん、そして夫のうつ、日々の思ったことなど

更年期の症状だと思っていた不正出血がまさかの子宮体がん!(2017年)
がんを乗り越え、仕事をしつつ、
これから迎える人生の後半を楽しむためのブログです

母のこと。

私は父を胃がんで亡くしました。
幼い子供を抱えた母の苦労は
並大抵ではなかったでしょう。
まだ私が小学校の低学年だった時、
真夜中に洗面器一杯血を吐いて
救急車で運ばれていった父の顔を
はっきりと思い出せます。


消化器系のがんは食べられない、
そう言った母の言葉は体験からくる
本物の言葉です。
まだ30代の終わりだった若い父。
お腹を開けた時には
もう、手遅れだったと聞いています。
思い出せば
抗がん剤の治療さえやっていないでしょう。
髪は亡くなるまで一度も抜けませんでしたから。


聞けば
どなたにも
病気を抱えたご家族がいて
家族の数と同じ数だけ
それぞれの苦労があるんですね。

泣こうが笑おうが
何があろうと明日はやってきます。
何食わぬ顔をして
お日様はいつものように
昇ります。

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