小林麻央さんのご冥福をお祈りします
末期がんであれほど明るくブログを
続けていらっしゃったこと
全部読んだわけではないですが
綴られるお子さんに愛を注がれた日々の暮らし。
自然と涙が出てきます。
あのブログは
色々な患者さんの心のよりどころだったのかもしれません。

「愛してる」
最後まで愛を与え続けた素敵な人でした。

安らかに。

赤ちゃんが退院してきました。
朝からお掃除をして
今か今かと待っていました。
あと数日で手術、自分ががん患者だということを
すっかり忘れてしまうぐらい
赤ちゃんに夢中ww

この子と娘夫婦
わざわざ仕事明けにもかかわらず
遠いところからお祝いに来てくれた息子。
皆のために
私のできることをやろうと思いました。


入院する前日まで仕事が入ってる私に
息子は呆れ顔。
息子の友達のお母さんが子宮がんで手術したけど
今は普通に暮らしてるっていう
うれしいお土産話で元気も出た。

気持ちを立て直して入院準備を始めます。
梅雨の暗い空を見てると気が滅入りますが
きっと青空の下でみんなと笑える日が来ることを祈って。
入院に必要なもの
入院で気が晴れるものを選んでバッグに入れます。
kindleに読みたかった本と映画をダウンロードして
赤ちゃんのお顔の写真と一緒に病院に行きましょう。

知り合いの女性に会い、
今度入院するんですと言ったところ、
私も子宮は取ったのよ、とのこと。

「今はね、もう全然平気。
自覚症状もなくて市の検診で引っかかって
病院に行ったら腫瘍があってね
がんじゃないけどこれからがんになる可能性がある
子宮全部取りましょうって言われて
取ったけど
もうどうせこれから子供は産まないんだからいいでしょう
生理も終わってるしって
先生に言われて
そんな言い方ないんじゃないのかって思って。
だって女じゃなくなるんでしょう。
嫌だったわ、取るのじゃなくて、言い方が。
でもね、今は体も軽いし何にもなくて
取った方が元気になったみたいよ。
まあ、がんじゃなけりゃね、がんじゃ。」

先にがんと言わなかったから
今更言えなくなりまして。
それほど親しくもないから言わなくてもいいんだけど
女じゃなくなる、という方に
心が引っ張られましたね。
臓器が一つなくなる、ぐらいの感覚だったから
そういう風に思ったことがなかったです。

乳房が無くなっても
子宮が無くなっても
男にはなりませんねww
男になるには睾丸とペニスをつけなきゃならんでしょうな。
それでも子宮や乳房のない女は女じゃないというのなら
この体は一体何なんだろう？

今回のことで
性同一性障害の方々に思いを寄せました。
心は女でも体は男。
心は男でも体は女。
どうしようのない違和感みたいなものを
ほんの少しだけ共感しました。

直接言われたわけではないので気にしませんが
やはり
子宮摘出と聞いて
職場で
私が女じゃなくなる女じゃない、という人がいたそうです。
それを噂として私に聞かせるというのも
どうかと思いますがw

娘が元気な赤ちゃんを産んでくれました。
すべてがちっちゃくてすべてが可愛い！
順調にいけば私の入院の2日前には
退院してくることでしょう。
と、いうことは
2日しか一緒にいれなくて。
私も一週間は入院だと思うので
夫が仕事をしながら
私の入院と娘をみるということになるんですが、
不安しかない。

今日は朝からバタバタしたので
少し疲れてしまっています。
仕事もして普段通りの生活をしていますが
病気のせいかだるさは時々あります。

そしてこれがとても困る事なんですが
気力がなくなる時があるんです。
娘が退院後こちらに来るので
お布団を出したりしていて
まだやることはあるのに
横になりたくて仕方がない。
仕方なく横になると
もう動きたくない。

出来る時に出来る事だけをやればいい。
そう思って諦めますが
はー、
片付かんわww

がん告知の後の自殺率というのは
物凄く高い、と何かで読みました。
自殺するまで心を追い込むことはないですが
この気力のなくなりや
落ち込み、イライラ
たぶん、がん告知された人は
誰でもあるんじゃないでしょうかね。

今日は病院でちょっと待っている間
濃い目のコーヒーを飲みました。
今日ぐらいはいいかなと。
さすがにもう3か月は飲んでいないお酒は
飲みませんが、
お酒は
完治した時の楽しみにとっておきます。

娘の初めての出産が
私の入院と重なる予定でしたが
予定変更になりそうです。
破水した、とメールが入りまして。
明日あたり出産です、たぶん。
ああ、大忙しw
明日はたまたま仕事もお休みで
赤ちゃんと会えそう。

瀕死の子宮と
新しい命
産まれてくる子は女の子。