地球の隅っこの暮らし~子宮体がんと夫のうつと人生のかたち

体験したがん、そして夫のうつ、日々の思ったことなど

更年期の症状だと思っていた不正出血がまさかの子宮体がん!(2017年)
がんを乗り越え、仕事をしつつ、
これから迎える人生の後半を楽しむためのブログです

結果がでました。

蒸し暑い日。
夫は休みを取ってくれ
診察室に並んで座りました。


先生の机の大きな画面に
切り取られた子宮の写真がありました。
裂かれた内膜から
黒い粒々したがんが見てとれました。
がんは、やはり黒いのです。


私のがんは1aーG2。
つまり初期のがんで進行もそれほどなく
リンパや卵巣にも広がっていなかったそうです。
なので、追加治療はなし、定期検診に通うだけになりました。
体調を見ながら仕事の復帰も決まりました。
こんなにほっとしたことはありません。


ですが、先生はこうおっしゃったのです。
「我々は婦人科の医師です。大腸がん、胃がん、
乳がんの検診は必ずやっておいてください。」と。
移転の危険性は今回の手術で幾分回避されたけれども、
また新たに別の臓器ががんになるかもしれない。


子宮体がんは子宮から出血し、おりものを出し
私にがんがあることを知らせてくれました。
大腸や胃がんは黒い便が出るそうです。
乳がんはしこりですね。
でも、はじめのうちは痛かったりしないのです。
痛いと人は危機感を持ちます。
がんは静かに進行していきます。
その黒い細胞を増やしていくため
自ら血管まで作って栄養を取りこむそうです。
小さなうちにその芽を取り除いていくこと、
検診の大事さに気付かされます。
そして、
正しい知識をもって挑むことが
余計な不安でおびえないための
心の武装です。

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