【長野旅】こういう写真を撮りたかった 妻籠宿
ボロボロの暖簾とわらじ。古い時代劇を思わせる日の光。
こういう写真が撮りたかったのです。
苦み切った顔の中村主水が玄関口から出てきそうな。
佐藤健の緋村剣心が刀を持ってたたずんでいそうな。
髷を結った人が歩いていても違和感のない路地。
今が21世紀だということを忘れそうなたたずまい。
軒先に干し柿、あ、お蕎麦の文字が。
新そばをいただきました。
縁側のある民家を改造したお店。
あと五平餅も。
氷水でしめたかのような冷たいお蕎麦と熱々の五平餅、最高です。
メインストリートから外れた路地でさえこの美しさ。
お掃除と手入れが行き届いて素晴らしい。
偉い方が泊まられたのかもしれないお宿。風情のある灯篭。
夕方灯が灯るところを見てみたい。
郵便ポストもセンスが光る。
日本中のポストを黒く塗って書状集箱って書いて。
電線やマンホールもなく人も映っていない、その上晴天。
日本人で良かったと思える妻籠宿でした。