地球の隅っこの暮らし~子宮体がんと夫のうつと人生のかたち

体験したがん、そして夫のうつ、日々の思ったことなど

更年期の症状だと思っていた不正出血がまさかの子宮体がん!(2017年)
がんを乗り越え、仕事をしつつ、
これから迎える人生の後半を楽しむためのブログです

子宮摘出の手術②~手術当日

朝、経口補水液を飲んだ後
手術まで水さえ口に出来ません。
その上浣腸で最後のトドメ。
手術の時間は11時。
持つかしら??
病院の敷地内に看護学校があり
一人の学生さんが退院前日まで
私でお勉強する、ということで
夫も交え病室で色々とお話をし、
着替えたりしながらゆっくりと待っていました。
私の前に一件手術が入っており
40分遅れて手術になりました。


手術室まで歩いていきました。
入った瞬間、
もう二度とここに入らない人生でありますように
と祈りました。


背中の脊髄に針を入れるための麻酔が痛いだけで
後はまた急激に眠くなり
名前を呼ばれて起きるまで一切何も覚えていません。
麻酔の前に
先生と看護師が右手を握ってくれた
その温かさだけは覚えています。


名前を呼ばれて起きた瞬間、
喉に何本かの管が入っていて
もうそれが苦しいのなんの。
「はい!大きく息をはいて!」
と言われはいた瞬間に管が取れました。
喉がひりつき、腸に膨張感を感じました。
息のできない苦しさを感じながら
夫のタバコはやめさせなきゃ、とどこか頭の隅で思いました。


病室に戻るともう夕方でした。
右手も左手も何らかの管につながれており
お腹も尿管にも管。
体は全く動かせません。
えらく喉は乾きます。


そして一晩中腸の痛さに苦しみました。
痛み止めを増やすスイッチが手元にあっても
そのスイッチ、硬くて押せない。
ナースコールで呼んで押してもらうを
2~3回しましたね。


痛み止めが効いて
うとうとしながら頭の中で前の晩見た
映画の曲を思い出していました。
その映画はミュージカル映画で
一度舞台を見たことがありました。
元気になったらまた劇場に行こう。
そう思うことで
一晩乗り切って朝を迎えました。

×

非ログインユーザーとして返信する