地球の隅っこの暮らし~子宮体がんと夫のうつと人生のかたち

体験したがん、そして夫のうつ、日々の思ったことなど

更年期の症状だと思っていた不正出血がまさかの子宮体がん!(2017年)
がんを乗り越え、仕事をしつつ、
これから迎える人生の後半を楽しむためのブログです

見て見ないふりの後始末

今年は忖度の牙城、歌舞伎とジャニーズで次々と
ほつれが出てきましたが
とうとう、宝塚も出てきました。


実はどれも「もしかしてそうなんじゃ・・。」と
皆、薄っすら思っていた部分が
表になって見えただけ、なんですね。


この3つの芸能の共通点が2つあります。
まず、子供の頃からこの世界に入る人が多いということ。
歌舞伎は実子に跡目を継がせますし、
宝塚は15歳でまだいい方ですが
ジャニーズは小学生から訓練しますね。


もう一つは今どきの子が言う昭和的な分け方、
男だけ、女性だけ、の世界。
閉塞感、閉鎖感、その中で培われる上下関係。


ジャニーズで被害にあった方の
「先輩がそういうこともやらないと、
 デビューできないよ、みんな我慢してるよ、と言われた。」
という言葉を聞いた時、
学校の指導死というものを思い出しました。
部活で激しい行き過ぎた指導で
生徒が自死するというものですが
指導者はほぼ「自分もそういう指導をされてきた」って
言うんですよね。
そういう指導をされた子供の時の体験、
その恐ろしかったであろう体験を
「怖かったし、嫌だった」ということを自分で認めず、
結果が良く、これが正しいと思い込めば
その怖くて嫌だと言えなかった子供の頃の自分を隠すため
感覚を鈍らせていき、
自分の時はこんなもんじゃなかったと言いながら
他人の子供に暴力をふるっていく。
それで結果がたまたま良ければ次に受け継がせ、
という、悪循環。


突き詰めれば
これは親子関係にも行きつきますね。
この歳になって
俯瞰で見える親との関係ですが
毒となった部分が多い・・。


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