地球の隅っこの暮らし~子宮体がんと夫のうつと人生のかたち

体験したがん、そして夫のうつ、日々の思ったことなど

更年期の症状だと思っていた不正出血がまさかの子宮体がん!(2017年)
がんを乗り越え、仕事をしつつ、
これから迎える人生の後半を楽しむためのブログです

夫のうつ ③

籠ろうと思えばいくらでも籠れる。
長いコロナ禍で
気づいてしまったこと。
便利な世の中、ほしいものは届く。


うつになるとすべてが面倒になるようです。
でも脳内のセロトニンが増えないとよくならないわけです。
何かといえば外に出るようにうながして。
夜寝るように。
お風呂に入って着替えて
そんな普通のことができなくなる。
やりたくなくなる。
健康な人のやる気がなくなるとはレベルが違います。
確かに病気なんですね。
いくらでも家に籠る。


この病気はいつ治るとかの予想がたちません。
とにかくきちんと病院に通い、薬を飲む。
人によっては半年ぐらいで仕事復帰できたりしますが、
それは期待しないほうがいい。
人によるから。
ある日、夫の職場から電話がありました。
上司と近くの駅で待ち合わせして話をすることになったと。
午前中です。
寝てる時間じゃん、大丈夫かな・・を声に出さずにぐっと我慢。


上司と会って、産業医との面談を決め、主治医に相談をして
復帰の準備にかかりました。
私はまだ早いんじゃないかと不安でした。
とにかく体力が落ちているし
不安要素はもう一つ。
あまり人と話さなくなった夫は
私と話していてたまに言葉に詰まるようになっていたからです。
単語を忘れたり、話していてあれが出てこない。
あれ、あれ、
えーっと、なんだっけ、あれ。
認知症ってこんな感じで始まるのかな?と思いました。

×

非ログインユーザーとして返信する